「さて、トイレ掃除するか・・・。あーでも、手が出ない。やりたくない。明日やろう。」
次の日。「あートイレ掃除しなくちゃ・・・。昨日もやってないし。今日はやらないと。でも、まだいっか・・・。」
そして、1週間後。「やばいな、今日はやらないと、トイレ掃除。でも、お客さんくる訳じゃないし、使うの家族だけだし・・・ね・・・。」
そんなこんなで色々言い訳を作っては、トイレ掃除から逃げている私。トイレは汚くなり、言い訳は上手になり、情けない状態です。
そんなある日、息子がトイレを使った後に、便座を下げ忘れて時のこと。私の目に信じられないほどの便座の黄ばみが!
さすがにこれではいけないと思い、掃除をする気になりました。息子が便座を下げおろすのを忘れてくれたおかげで、自分の怠惰さに気付くことができました。
ということで、今回のテーマは「トイレの黄ばみに効くアレ!」です。
もう主婦の皆さんにはお馴染みかもしれないアレが大活躍します。知っている人も知らない人も是非参考にしてみてください。
黄ばみの原因は尿石だった!
まずは、原因を知らないと対策が打てないということで、原因を探っていきます。
聞きなれない言葉かもしれませんが、原因は「尿石」でした。
尿石・・・尿に含まれる成分が固まったもので、おしっこに含まれるカルシウムイオンが流しきれなくて蓄積したもの
みなさん、歯石って歯医者さんで聞いたことありませんか?歯石は歯に付着した歯垢が石灰化したもので、汚れの沈着物です。尿石のイメージはこれと同じで、ようはおしっこ汚れの塊です。
そして、色は尿に含まれる色素の色の茶色や黄色になります。
黄ばみの原因は尿石だったのです。
尿石を落とす方法その1
「尿石」って「石」という漢字があるし、固くて取れにくそう・・・。そんなイメージを持たれた人もいるかと思います。
その通りなんです!私も後悔していますが、何日もトイレ掃除をさぼり、息子が便座を下し忘れるまで目を背けてきた罰が、石となり襲いかかってきました。
ということで、この尿石とどう戦うか?答えはやっぱり重曹とクエン酸にありました!
まずは重曹の出番です。重曹で尿石になる前の黄ばみを取り除きます。
- 1重曹を水と混ぜペースト状にします
- 黄ばみの気になる部分に乗せるように貼り付けます(特に便座裏)
- 1時間放置します
- 使用済みの歯ブラシなどで重曹を塗った部分を擦り、まだ落ちないようなら放置時間を延長します
- ブラシで擦って落とします
尿石を落とす方法その2
次に、重曹では落としきれなかった頑固な尿石を溶かすためにクエン酸を使います。
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- クエン酸水(水200mlに小さじ1のクエン酸)をトイレットペーパーに浸し、黄ばみの部分に湿布します
- 1~2時間放置します
- 固いブラシで擦ります
- 落ちない場合は放置時間を長くします
クエン酸水の作り方
● 用意するもの
クエン酸小さじ1(100円ショップの掃除用品コーナーにあります。)
水200ml
スプレーボトル
これをスプレーボトルに入れて混ぜるだけです。
もしなければ酢でも代用できるので、その場合は水で薄めずにそのままトイレットペーパーに浸して黄ばみの部分に貼り付けてください。
尿石を落とす方法その3
ブラシで擦っても落としきれなかった尿石や黄ばみは、尿石用軽石で擦ります。尿石用軽石はホームセンターなどで売っていますが、陶器用の軽石です。
陶器に軽石なんて傷ついてしまいそうですが、専用の軽石なので正しく使えば心配ありません。
他にも、サンドペーパーを使う方法もありますが、こちらは力の入れ方によっては陶器に傷がつく可能性があるのでお勧めしません。
やはり専用のものがある時は、それを使った方が確実です。
最後の手です。「その1」「その2」の方法でどうしても取りきれなかった尿石や黄ばみは、サンポールを使います。サンポールは酸のちからとマイナスイオンの相乗効果で黄ばみを化学分解するので、頑固な黄ばみにはもってこいです。しかし、サンポールに含まれる成分である塩酸と「その1」「その2」で使った重曹とクエン酸は絶対に混ぜないでください。思わぬ化学反応をしてしまい危険です。「まぜるな危険!」です。
上の要領で、サンポールをトイレットペーパーに浸し、残ってしまった黄ばみの部分に湿布して放置します。サンポールはクエン酸水のようにサラサラしていなく、ちょっとドロッとしているので湿布しなくても大丈夫ですが、便座の裏は垂れやすいので湿布の方がいいと思います。また、上からラップするとさらに効果があります。そして、放置した後ブラシで擦ってみてください。
尿石ができる前にこまめな掃除
やはり黄ばみ・尿石の予防は、「こまめな掃除」に尽きると感じました。私の代わりに誰も掃除してくれないのは分かっていますが、見て見ぬふりをし続けた結果が「尿石」となって蓄積されてしまいました。
重曹やクエン酸水で落とせる黄ばみならいいのですが、長い間の尿石はなかなか簡単には落とせません。
歯医者さんの専用の器具で、歯石を削り取るように尿石を落とすには、それなりの時間と労力が必要です。こうなる前にぜひこまめなトイレ掃除を心掛けることが、黄ばみと尿石を取り除く一歩なのかもしれませんね。
まとめ
黄ばみの原因は、長い間おしっこの成分カルシウムイオンが蓄積された「尿石」にありました。
その黄ばみ・尿石を落とす方法には3段階あります。
まずは、重曹で尿石になる前の黄ばみや汚れを落とし、次にクエン酸水とトイレットペーパーで湿布して放置した後、こそげ落とすように擦ります。
それでもダメなら、尿石用軽石で擦ります。
そして、それでもダメなら最後の手。サンポールを湿布して放置した後、ブラシで擦って落とします。
でも、一番の策は日頃の「こまめな掃除」にありました。私のように、いつまでも放置し続けると尿石は層のように厚くなり、どうにもこうにも手を付けられない状態になってしまう恐れさえあります。
そして、『トイレの神様』という植村花菜さんの曲を思い出しました。鹿児島県大島郡和泊町手々知名では、トイレをきれいにすると美人になるという言い伝えがあるそうですが、この言い伝えで考えると、私は美人にはな・れ・な・い・・・。
みなさんも、私の二の舞にならないように是非今回の方法を試してみてください!
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