「ママ!これ落ちない!」
と、お風呂場から聞こえてきた娘の叫び声。我が家では、毎日のお風呂掃除は娘の担当。いつもは10分程度の掃除で終わりにできるはずなのに、この日は時間がかかった上に叫び声が聞こえてきました。
慌ててお風呂場へ行ってみると、娘が柔らかいスポンジとお風呂用洗剤で、茶色の汚れと格闘中でした。よく見るとそれはサビでした。
「あーあ。サビか…サビは取れないんだよね。もういいよ。そのままにしておいて。」と私は言いましたが、娘は納得できないでいました。確かに、浴槽にサビの付いたままにして気持ち良くお風呂に入ることはできないかもしれませんね。しかも、不衛生だし見た目も悪いです。
ということで、納得できない娘のためにも今回のテーマは「お風呂で付いてしまったサビの原因と落とし方」です。サビは絶対に落ちないと決めつけてしまった方におすすめの方法を一緒に学んでいきたいと思いますので、是非読んでみてください。
目次
お風呂場のサビの原因は?
お風呂場で付いてしまうサビの原因には大きく2つあると思います。
まず、水道水含まれている鉄分が浴槽や排水溝に残り、そのままサビるというものです。水道水は硬水です。その中に含まれているカルシウムやマグネシウムや鉄分が酸化してサビが出てしまうのです。もし、これを防ぎたいのであれば、硬水軟化剤を使うか家のすべての蛇口に浄水器を取り付けるしかありません。そんなことは到底できないので、今回はサビが出てしまった時の対処方法を学ぼうと思いました。
そして、もう1つがヘアピンやカミソリを置きっぱなしにしてしまい、サビが移ってしまうことです。このようなサビを「もらいサビ」と言います。お風呂場で髪の毛を洗おうとしたら、取ったと思ったヘアピンがまだ残っていてそこら辺に置いてしまい、出る時に忘れて放置なんてことは本当にあるあるです。このうっかりが後悔になり、擦っても擦っても落ちないサビとして残ってしまうのです。
お風呂場のサビを簡単に落とす2つの方法
もしかして私みたいにサビは諦めるものと思っていませんか?
娘のように几帳面で、完璧主義の人にはこのサビは不愉快でならないことでしょう。でも、どんな人にも簡単にできちゃう簡単なサビ取り方法があったんです!
「ハイドロハイター」を使う!
ハイドロハイターは、還元系漂白剤で本来は衣類用の漂白に使うものですが、これをサビ取りに応用してしまおうという事です。
使い方
- ゴム手袋を付けて50℃くらいの熱めのお湯に、ハイドロハイターをペースト状になるまで入れ、混ぜます。
- ペースト状になったハイドロハイターをサビの部分に乗せ、20~30分放置します。
- その後、シャワーですすぎ落とします。
ポイントは、ハイドロハイターを使う時の温度にあります。熱めのお湯でハイドロハイターを混ぜ合わせることもポイントなのですが、その他にもサビの部分にシャワーを当ててからペーストを乗せたり、ハイドロハイターを乗せた後、ドライヤーで温めたりと、とにかく温度が大切なのです。頑固なサビにはぜひ温度を意識して見てください。
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「酢+クレンザー」を使う!
お掃除好きにはお馴染みかもしれない「クエン酸」。これは身近なものでいうと「酢」で代用できます。もし、100円ショップでクエン酸を買ったことのある人は、それを使っても大丈夫です。それとクレンザーはできれば粉末状のものが効果的です。なぜなら、サビを削り落としたいからです。
使い方
- 酢をサビの着色部分に付けて、ラップかティッシュで湿布をし、10分放置します。
- 湿布したものをはがし、クレンザーをまいた後、歯ブラシで擦って削り取ります。
「ハイドロハイター」のようには綺麗にならないかもしれませんが、何回か繰り返すと綺麗になります。また、自然な洗剤なら手荒れの心配も減りますし、小さいお子さんのいるご家庭では保管の心配も減るでしょう。自然派にこだわる人にとってはベストな方法だと言えます。
さらに、クレンザーで擦ると場合によっては浴槽などに傷が付いてしまう恐れがあります。力加減も考えないといけませんが、今一度お使いの浴槽の素材を確認してクレンザーを使っても大丈夫なものなのかを調べてみることをお勧めします。
このように、2つの方法をご紹介してきましたが、薬品を使い短時間で確実に済ませたい人もいれば、手間や時間はかかっても安全に自然のものでやりたい人もいます。是非、ご自分はどちらの方法が合っているのか選んでみるのもいいかと思います。
でも、やっぱり面倒くさい!
私のお腹から生まれて来たのに、全然違う性格の娘と私。娘がサビに気付かなかったら私はきっとサビの存在を知らなかったし、見付けても見てみないふりをしていたでしょう。
そんな私のような人も少なくないのでしょうか?
そんなに私から提案があります。娘には怒られるかもしれないけれど、毎日の掃除や洗濯、パートやフルタイムで働いているあなたにエールを送るつもりで言いたいです。
サビを隠してしまうのはどうでしょうか?このサビは人体に害はありません。ただ、汚い感じ、古い感じ、気になるしという感覚的な問題なだけです。ここでそのサビを隠してしまうのです。
例えばシャンプーボトルやフックで隠してしまう。または、100円ショップで売っているお風呂用のウォールステッカーを貼ってしまう。というのはどうでしょうか?
綺麗にするに越したことはありません。でも、物事には色んな面があると思うのです。「ああ、あれもしなくちゃ、これもしなくちゃ。」と忙しない毎日に疲れてしまっているのなら、見てみないふりをするのも一つの方法ではないかと思うのです。それで、自分の時間ができて笑顔でいられるのなら目をつぶることもいいと思います。
まとめ
サビの原因は、水道水に含まれるカルシウムやマグネシウムや鉄分が酸化して生じるものと、ヘアピンやカミソリ等の金属の放置による2つの原因があります。
簡単に確実にサビを取るには「ハイドロハイター」を温めながら使うことです。強い薬品を使いたくないを言う人には「酢+クレンザー」で削るように擦るこ方法があります。
そしてこれは例外ですが、サビを隠すという方法もアリではないかと思います。
さて、いかがだったでしょうか?是非皆さんに合った方法を選んでみてください。
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